著者プロフィール

Automotive Specialist


渡辺 悠真
フリーランス モータージャーナリスト

渡辺 悠真某大学 機械学科(機械創造工学専攻)にて機械工学を学んだ後、自動車業界へ。トヨタディーラーでの8年間の営業経験を通じて顧客ニーズへの深い理解を培い、その後、外車や国産高級車、スポーツカーなどを専門とするカスタムショップで5年間勤務。多様な車種の構造や特性、カスタムに関する知識と技術を習得しました。週末はサーキットでの走行練習に励み、地方レースへの出場経験も持ちます(過去にブルーバードN510 L18改2Lにて3位入賞)。この経験が、カタログスペックだけでは分からない車の本質を見抜く力の基盤となっています。

現在はフリーランスのモータージャーナリストとして独立。年間60台以上の国内外の新型車に試乗し、そのインプレッションや、大学で培った機械工学の知識も活かしたメカニズム解説、実践的な中古車購入ガイドなどをウェブメディアを中心に寄稿しています。市場動向や技術トレンドを常に把握するため、各国の国際モーターショーにも積極的に足を運んでいます。

特にドイツ車に関する造詣が深く、BMW各モデルについては発表当初から試乗と分析を重ねてきました。工学的な知見、販売現場、カスタム、ドライビング、そしてジャーナリズムという多角的な視点から、読者の皆様のカーライフがより豊かになるような、信頼性の高い情報をお届けすることを信条としています。

過去に乗ってきたクルマたち

ブルーバードN510
最初に所有した旧車。自らの手でレストアしながら、メカとの対話にのめり込む楽しさを教えてくれた、まさに“原点”の一台。

スープラ 2.5 GTツインターボ R(JZA70)
直6ツインターボがもたらす加速と、デジタル計器が並ぶ未来的なコクピット。走りの快感と少年心が共存した、記憶に残る名車。

コペン660 アクティブトップ
“軽”とは思えない走りと、フルオープンの開放感。気軽に峠へ向かい、素直なハンドリングに毎度ニヤリとしてしまった相棒。

BMW X1(F48型)
生活と走りの両立を叶えたプレミアムSUV。家族と過ごす日常のなかでも、ステアリングを握れば心はドライバーへ戻れる一台だった。

レンジローバー・イヴォーク
ラグジュアリーと本格性能を兼ね備えた“走るアート”。オフでもオンでも、自分の感性にフィットする特別な存在だった。

アウディRS3(8V型)
2.5L直5ターボが放つ官能的なサウンドと、4WDの安定感が融合。サーキットでもワインディングでも、常に挑発的で妥協のないスポーツセダン。

アルファードハイブリッド 2.5 SR Cパッケージ E-Four
2.5Lハイブリッドが生み出す静寂な走りと、4WDの安定感が融合。高速道路のクルージングでも大切な人の送迎でも、常に優雅で、妥協のないおもてなしを提供するラグジュアリーミニバン。

Audi Q3 Sportback・

ボンネビル T120(バイク)
クラシックなスタイルに魅了され、トライアンフは英国の品格を物語っている気がする。

 


竹内 達也
オーモーティブ エンジニア/オートモーティブ ライター

竹内達也日本大学工学部 機械工学科 出身
伊藤忠商事株式会社 入社
在籍期間:2000年4月
(希望していない部署に配属された為、2000年12月退職)
株式会社ヤナセ入社
在籍期間:2001年4月〜2003年10月
職務内容:エンジニア
S&G Automobil AG (ドイツ・プファルツ州)
在籍期間:2004年4月〜2005年11月
職務内容:エンジニア
Velvet Ride株式会社(ベルベット・ライド)
事業内容:高級車専門 中古車販売及び整備
設立:2006年1月 代表取締役就任
2015年交通事故により脊髄損傷によって半身麻痺、会社譲渡

2018年9月頃からインターネットマーケティング独学で勉強してebayなどマーケットプレイス活用した輸出販売とこれまでの経歴を活かし、自動車専門家としてライターとして執筆しています。

 

ー 笑顔で支えてくれた人と、道をまた歩く ー

福島の小さな町、父の整備工場の片隅。油の匂いと金属音に包まれながら、竹内達也は幼い頃から車に心を奪われていた。エンジンはただの機械ではなく、鼓動を持った“生き物”だと感じていた。

大学では機械工学を学び、伊藤忠商事に就職するも、希望とは違う部署で心が満たされず退職。ヤナセで再び車と向き合い、やがてドイツ・プファルツ州のS&G Automobil AGへ渡り、異国の工場で技術と感性を磨いた。帰国後の2006年、「Velvet Ride」を創業し、高級車専門の中古販売・整備を行う会社として評判を築いた。

しかし2015年、突然の交通事故が訪れる。下半身麻痺。白い病室で、もう車に触れられない自分を受け止められず、長い間、天井を見つめるだけの日々が続いた。

そんな時、担当の看護師がいた。落ち込んでいる自分と目が合うと、何も言わずに微笑み、時折「今日の空、すごく青いですよ」とか「指先、少し柔らかくなりましたね」と、短い言葉で前を向かせてくれた。その笑顔が、唯一の支えになった。

退院して数か月後、偶然が訪れる。松葉杖をつき、買い物袋を持って不自由に歩く自分を、マンションのエントランスで呼び止めたのは、あの看護師だった。同じマンションに住んでいたことをその時初めて知り、買い物を手伝ってもらうようになった。やがて自然に会話が増え、特別な言葉もないまま、気づけば結婚していた。

リハビリを続け、今も完全には治っていないが、歩けるようになった。そして2018年、eBayを使った輸出販売を始め、さらに自動車専門ライターとして執筆活動を開始。工具で触れられなくても、言葉でなら車の魅力を伝えられる。

そう気づいた瞬間、再び人生が動き始めた。

人生は思い通りにはいかない。でも、思いがけない出会いが、道を照らすこともある。